通貨違うのにアドレスが同じ?EVM互換チェーンについて分かりやすく解説

ブロックチェーン

Aさん
Aさん

「Bさんのウォレットに仮想通貨を送るぞー。まずはETHを送ってと…

Aさん
Aさん

次はBNBを送るかー。

Aさん
Aさん

あれ?通貨が違うはずなのにウォレットアドレスが同じだぞ?なんだこれ?バグってる?

Bさん
Bさん

それ、普通のことだよ!問題ないよ。

Aさん
Aさん

なんですと!?どういうことなの?教えて!

Bさん
Bさん

おけまる水産

Aさん
Aさん

あざまる水産よいちょまる

仮想通貨の不思議:なぜETHとBNBで同じウォレットアドレス?

さて、Aさんのように「なんでイーサリアム(ETH)とバイナンスコイン(BNB)のウォレットアドレスが同じなの?」と疑問に思った人もいるかもしれません。でもこれは正常なことなんです。今回はその理由を分かりやすく解説します。

EVMとEVM互換チェーンの仕組み

まずは、イーサリアム(ETH)とEVM互換チェーンについて

イーサリアム(ETH): イーサリアムは、単なる通貨以上の存在で、スマートコントラクトという条件が揃ったら自動的に処理を行うプログラムが動く、分散型ネットワークなんです。
イーサリアムの中には、EVM(Ethereum Virtual Machine)という「仮想マシン」があって、この仮想マシン(EVM)がスマートコントラクトを実行する環境を提供し、その動作を管理しています。

EVM互換チェーン: イーサリアムのEVMと同じ「仮想マシン」を使っている別のブロックチェーンのことです。例えば、Binance Smart Chain(BNB)やPolygonなどがこれに該当します。EVM互換チェーンでは、イーサリアムと同じスマートコントラクトが動かせますし、同じアドレス生成の仕組みを使っています。

じゃあ、なんでアドレスが同じなの?

Aさんが驚いたのも無理はありません。通常、異なる通貨は異なるウォレットアドレスを持つものですが、EVM互換チェーンの場合は少し事情が違うんです。

同じ秘密鍵、同じアドレス: イーサリアムとEVM互換チェーン(例:Binance Smart Chain)では、同じ秘密鍵から生成されるアドレスが共通して使われます。なので、ETHとBNBを送るときに、同じウォレットアドレスが表示されているのです。
なので、ETHもBNBも同じアドレスに送ればOKなんです…が!ここで注意!
アドレスが同じだからといって、通貨が混ざるわけではありません。それぞれのブロックチェーンは独立しているので、ETHを送るときはイーサリアムネットワークBNBを送るときはBinance Smart Chainを使って送らないといけません。
間違ったネットワークを使うと、資産が紛失する可能性があるので気をつけてくださいね。

ここで補足!ETHとERC-20トークンも同じアドレス?

さらに、イーサリアム上では、ETHとERC-20トークンも同じアドレスで管理されます。これもAさんがびっくりするポイントかもしれませんが、これはイーサリアムの設計によるものなんです。

同じアドレス、別々のポケット: イーサリアム上では、ETHとERC-20トークンは同じウォレットアドレスに格納されますが、各トークンは独立して管理されています。
これは、同じお財布の中に別々のポケットがあって、それぞれにETHやERC-20トークンが入っているイメージです。
イーサリアムと同じEVMを使っているEVM互換チェーンの場合でも同じで、
Binance Smart Chain(BSC)の場合だとBNBやBEP-20トークンを同じアドレスで管理しています。

まとめ

イーサリアムはスマートコントラクトが動く分散型ネットワークで、EVMという仮想マシンがその中心にあります。
EVM互換チェーンは、イーサリアムと同じ仮想マシン(EVM)を使っている別のブロックチェーンで、イーサリアムと同じウォレットアドレスを共有しています。
ETHとERC-20トークンは同じイーサリアムアドレスに紐づいている。イーサリアムブロックチェーン上で統一的に管理されるため、アドレスが同じになっています。
アドレスが同じでも、送信する際には正しいネットワークを使うことが重要!

Aさんもこれで、なんとなく理解できたかな?
最後に…私の解釈が間違っていたらすみません!(笑)

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